翌日、学校に行ったらメチャクチャ怒られた。
特に私は一昨日は勝手に早退して、翌日サボってしまったので結局罰として運動会実行委員を押し付けられた。
空気的に誰も立候補出来なかったのだろう。

でも今なら怖くない。
全くと言ったら嘘になるけれど湯川くんが居るんだ。強く、ならなきゃ。



「菜穂、おはよー!」
「おはよ」
蘭ちゃんだ。

「昨日はどうしちゃったのかな〜??しかも湯川と二人揃って?遂にヤっちゃったか〜??」
「蘭ちゃん、下品。確かに湯川くんと一緒に居たけどなんにもありませーん」
「え、二人で居たのに何にも無かったの?」
「…うん」
と言っておく。ハグぐらいはご愛嬌だ(笑)

「湯川、スケベな上にむっつりか…って痛ったい!!」「だーれがスケベでむっつりだよ!!」
湯川くんが蘭ちゃんを思いっきり湯川くんが持ってた資料で殴る
「湯川くん!」
「咲多、おはよ。」
「お、おはよ。」
「おいおい、お二人さんよ。人をのけ者に青春してんじゃねーぞ!」
「うっせーよ!」
湯川くんは笑いながら言う