「茶色くて透き通ってて嘘の無い瞳。」


湯川くんに閉められたドアの音は凄く大きく聞こえたでも、それ以上にあたしの胸の高鳴りの方が大きかった。

保健室の室温、3℃は上がった気がした。

瞳が綺麗なんて初めて言われた。それどころか遺伝により色素の薄い瞳はあたしのコンプレックスですらあった


「好きになっちゃうじゃん…」
湯川くんは罪作りだ。