私はこの真っ白な部屋で思い出そうとしても激しい頭痛が突然襲い、脳が上手く動かない。

確かにこんな白一色な部屋なんてなんか気味悪い。


私は部屋の扉のドアノブを握り、回した。
とびらは開いた。


「あれ?」


自分に関する記憶はないけれど、誰かに閉じ込められているのだとなんとなくだけれど感じていた。
だから扉が開くわけないと思ってたのに、開いたため呆気をとられてしまった。


「でも、いいや。」


私は真っ白な部屋を出た。
どうやら廊下のようだった。
しかし明かりはなく、真っ暗だった。
まるでさっきの部屋と正反対だ。

真っ暗で灯りになるものは何もなかったけれど、別に暗い廊下を歩くことを私は怖がることもなく、平然と進んだ。
そして扉らしきものを見つけた。
といってもはっきりとは分からないが。
手で扉らしきものを触るとドアノブがあり、再び扉を挙げた。


そこには、意外な光景があった。