「…奈美、ありがとね」


「それほどでも…、あるかもっ」


「何それっ!!アハハハハ」



ちらっと奈美を見ると、

奈美はとても優しい顔をしてまだ夕日を見つめていた。


ひとつ、奈美に貸しを貰ったかもね。


私は必ず奈美の恋が上手くいって欲しいと思った。