どうしよ。


明日田家に戻る。

でも怖いから帰ってきたなんて言えない…。


走って家に帰る。

いやこの距離じゃ私の場合ばてて変に半ばで止まったりしたらもっと怖い。


はぁ、こういうときに限って私の頭はなんで働かないの…。



「お前、何してんの??」


「へ??」



振り返ると明日田君が立っていた。



「い、いや、そのぉ…」



井戸が怖いなんて絶対言えない。



「また迷子??」


「そ、そうなの!!」