その女の人に誘導されて入った先に立っていた人は、



「あっ!!」


「あ…」


「明日田君!!」



迷子になった私を助けてくれた、

あの明日田君だった。



「何々~??知り合い?!」



誘導してくれた女の人が私達をちゃかす。



「何でもない」



その人の言葉に一気に不機嫌そうになった明日田君は、

そのまま中に入っていってしまった。