「おかえりって何あんた?!」



玄関に入ってお姉ちゃんが目を丸くして私を見ている。



「え??」


「プッ、鏡見てきたら」



嫌な予感がする。

私は洗面所の鏡の前に立った。



…。


目の前に立っていたのは、

砂でぎしぎしになって爆発した髪形と、

服の形にそって出来た日焼け。



「何これ―――――――――っっ??!!?!」