私はまだ時間に余裕があったので、 また迷子にならないように家が見える範囲で、 散歩をすることにした。 家の前の道路をずっと歩いていくと、 堤防から砂浜に下りる入り口がある。 その入り口にはたくさんのフナ虫が出迎えてくれた。 私が一歩踏み出すと、 フナ虫は端に一斉によける。 なんだか偉い者にでもなった気分だ。