なんだか見てはいけないような気がして引き戻そうとした瞬間、



「うあぁぁあ!!」



木の幹に引っかかって派手にこけてしまった。


やば。


急いで立ち上がって逃げようとすると、



「真里!!」



牧に引き止められてしまった。



「な、なな何?!」



へ、平常心、平常心。

と心の中でつぶやく。