森の中はさらに涼しく、 木漏れ日がとてもきれいだった。 あの恐怖のルートとは全く違う。 「ないなぁ…」 辺りを見渡しながら長い坂を上っていく。 「あれ??」 前に迷った墓地から煙が出ていた。 誰か線香でも供えてるのかな?? 恐る恐る近づいてみると、 「あっ」 そこにはお墓の前で手を合わせている牧がいた。 お墓に書かれてるのは 宮澤 愛夏 だった。 あれが愛夏さんのお墓なんだ。