それから教室に行ったら、

さっきの話はもう男子全てに渡ったらしく

皆が牧に話かけてきた。



「牧、これすっげぇ美味しいんだぜ」


「なぁ牧、今日どっか行かねぇ??」


「牧ー、今日弁当一緒に食おうぜ!!」



今まで溜め込んでた分が一気にでたかのように皆牧にたかりっぱなし。

しかし、その会話を一瞬で止める事になった。



「何よあなた達っっっ!!!!」



金切り声を上げて叫んだのは愛夏だった。



「ふだけないで!!!

あんた達昨日までさけてたじゃない!!
何のうのうと話してるの?!!」


「お前の牧に対する嫌がらせに

いい加減こっちもたえられなかったからだよ」



一人の男子が愛夏に言う。