牧もためらった様子はあったものの、 少ししてからこくっと頷いた。 「よかった!! 俺ら昨日話し合ってさ、 さすがに宮澤はやりすぎだと思うって言ってて。 男子全員でこっちから宮澤さけようって話になって」 「今までごめんな、牧…。 じゃぁまた後で!!」 そのまま2人は笑顔で行ってしまった。 ふと牧の顔を見ると、 牧の顔は少しほころんでいた。