牧は俺と一緒に下駄箱に来たときに、

自分の靴がないことに気づいた。


しかし、俺に心配をかけたくないがために先に帰らせた。



「…バーカ」



俺は小声でつぶやいた。


牧、俺は何があっても牧の見方だから。

そう心に強く誓った。