さすがの愛夏もブチ切れていた。 「私を振るってことは、 あえて、僕をいじめて下さいって言ってるのと同じなのよっ!!」 「お前、本当に頭おかしくなったのか??」 「は、はぁ??ありえない…。 いじめてやる。あんたに後悔させてやるっ!!」 その愛夏の声は怒りで震えていた。 周りはシーンと静まり返り、 嫌な空気が流れていた。 その時、 ガラガラ―――――――。 皆の視線がドアの方に注目する。