私はずっと疑問に残っていたことを
佑さんに聞いてみることにした。
「あの、牧って何で星を見ないんですか??」
「なんでそう思うの??」
「私が星見てって言っても、
見ないって言うから。
何でなのかなって…」
「そっか。
真里ちゃん、牧から過去のこと聞いたことある??」
「過去のこと…??」
「聞いてないみたいだね。
これから話すことは全て牧にあった現実なんだ。
牧、いつも俺によく真里ちゃんの話するんだよ。
だから、そんな真里ちゃんには牧の過去知っておいて欲しい」
「わ、分かりました」
急な佑さんの言葉に同様しながらも、
私は聞かなければいけないと思い承知した。