3年間頑張ってきた、中学校。
私たちは今日、色々な想いを胸に、大好きな仲間と、卒業します。
「もう(笑)梨華ってば泣くの早い(笑)」
「だってぇ〜(ToT)」
「折角の可愛いメイクが台無しだぞ(笑)」
「うるひゃい(T-T)!」
「ふふ(笑)早く学校いってメイク直そ(笑)」
「ぐずっ(T-T)そだね…!」
「さっ!最後の登校、学校まで競争だ〜!」
「あ!美沙はやい!!」
結衣、美沙、そして私。
それぞれの想いを胸に、最後の学校へ向かった
教室に入ると大好きな仲間たちが
揃っていた。
「梨華おはよ!」
「りぃにゃん〜♪」
「おっ!俺の愛しの梨華ちゃ〜ん(笑)!」
「こら!勇司!人の女に手をだすな!俺のハニー(笑)!!」
「お前らなぁ(笑)!!梨華、おはよ(^^)」
楽しい仲間たちのバカみたいな会話を聞きながら、大好きな翔にあいさつをした。
「おはよ、翔( ´∀`)/~~勇司と隆司は相変わらずだね(笑)」
「「俺たちをよんだ?!」」
「さすが双子(笑)ハモる〜(笑)」
「あ、ねぇ翔!私、結衣たち迎えにいってくる♪」
そう言って、教室をでて
目に焼き付けるようにゆっくりと廊下を歩いた。
結衣たちのクラスは一番端でちょっと遠い。
結衣たちのクラスにつくと、
3人で胸に花をつけあった。
「そろそろ、か…」
美沙がそういった。
私は涙をこらえながら体育館に向かった。
体育館のなかにはもう在校生や保護者が入っていた。
私たちはクラスごとに並びゆっくりと中へと入った。