「あたし、臣と付き合ってるんで♪」

そぅ言い残し、泉美ちゃんは

臣の後を追うように

行ってしまった。


付き合ってるんだね・・・。


うぅグスッ

なんでだろぅ・・・。

また涙が溢れてくるよ・・・。

「白壁さんの好きな人って・・・」

『ごめんなさい・・・あたし帰ります・・・』

「じゃあ送っていくよ・・・。」

『いいです!・・・さよなら・・・』

あたしは

走った・・・。

ここから家は近いから

よかった・・・。

ブーッブーッ

携帯が鳴った。

メールだった。


美沙からだった。