次の日、いつもの様に学校へ行って、一時間目の授業が終わった。
まだ、解けていなかった最後の一問を机に座ったまま解いていると、隣の席の三浦君が声をかけてきた。
「…長谷川、ちょっといいか?」
私は、ちょっと待ってね、と言ってあと少しだった一問を解き終えた。
シャーペンをおいて、三浦君の方に顔を向けると、
「昨日おかまが言ってたダンスの候補曲あるじゃん?」
…おかま?
トオルさんの事?
それ言っちゃいけないんじゃ…
そう思いながらも聞き流して頷き、先を促す。
「その曲これに入れてきたんだよ。」
三浦君はこれ、と言いながら手に持っていた黒色のミュージックプレイヤーを振る。
「早めに決めといた方がダンスもやりやすいっておかまも言ってたし、今日中に放課使って来めちゃわね?」
「…うん、そうだね。」
私が頷くと三浦君は手に持っていた黒色のミュージックプレイヤーと繋がっているイヤホンを片方私に差し出してきた。
私が受け取ると三浦君は、つけて、と言いながらもう片方をつける。
「つけた?」
私は慣れないイヤホンを耳につけてから、うん、と言った。
「じゃ、一曲目な。」
片方の耳から緩やかなリズムのクラシックが聞こえてきた。
まだ、解けていなかった最後の一問を机に座ったまま解いていると、隣の席の三浦君が声をかけてきた。
「…長谷川、ちょっといいか?」
私は、ちょっと待ってね、と言ってあと少しだった一問を解き終えた。
シャーペンをおいて、三浦君の方に顔を向けると、
「昨日おかまが言ってたダンスの候補曲あるじゃん?」
…おかま?
トオルさんの事?
それ言っちゃいけないんじゃ…
そう思いながらも聞き流して頷き、先を促す。
「その曲これに入れてきたんだよ。」
三浦君はこれ、と言いながら手に持っていた黒色のミュージックプレイヤーを振る。
「早めに決めといた方がダンスもやりやすいっておかまも言ってたし、今日中に放課使って来めちゃわね?」
「…うん、そうだね。」
私が頷くと三浦君は手に持っていた黒色のミュージックプレイヤーと繋がっているイヤホンを片方私に差し出してきた。
私が受け取ると三浦君は、つけて、と言いながらもう片方をつける。
「つけた?」
私は慣れないイヤホンを耳につけてから、うん、と言った。
「じゃ、一曲目な。」
片方の耳から緩やかなリズムのクラシックが聞こえてきた。