「やーねー、よく一緒にお風呂に入った仲じゃない♡」

え？

一緒に、お風呂？

思わず先生から目線を外すと。

先生は勢い良く
「小学校の頃でしょう！誤解される言い方しないで下さい！」
と言ってから、私の方をゆっくりと見て
「いい？羅々。違うからね。先生はちゃんと女の子が好きだから」

私が無言で目を合わさないままコクコクと頷くと、先生は、絶対勘違いしてるでしょ、と言ってからトオルさんに向かって
「早速ご指導お願いします。」
と頭を下げるとトオルさんは
「任せて！蓮君のためなら私、一肌抜いじゃうわよー♡」
と言った。

先生はサッと手を前に出して今にも飛び掛ろうとするトオルさんを制した。

「いや、大丈夫です。脱がない程度にご指導いただければ。」

そんな言葉にも、トオルさんは嬉しそうに笑っていた。

…私は、どうすれば良いんだろう。