加減ってモンを知らなきゃ、こうして契約をしてまでも俺に学校に来させようとしないだろ? 俺が学校辞めるって言ったあのとき───‥、 じゃあ契約だ。 便利屋の君と俺は学校に来るように契約する。 だなんて、あほらしい。 俺が金を貰わないのも契約に組み込んでしまえば大丈夫だろって。 仕事に対しては真面目でいたいと、俺は承諾せざるを得なかった。