「おっはよー!」


唐突に後ろから肩を叩かれ、あいさつをされた俺。


俺にこんなことしてくるヤツは、ひとりしかいない。



『…おはようございます、森田センセ。』



紛れもない、俺に学校に来るように契約させたクライアントだ。



「なんだよ、露骨に嫌そうな顔しやがって。」


なおもべしっと叩かれる肩は…絶対に赤くなっているだろう。


この若い熱血教師は、加減ってモンを知らなさそうだからな。