「だって、それは…便利屋さんだってそうでしょう?」


まさかそんな切り返しをしてくるとは思いもしなかったから、思わず写真を持つ手が止まる。


「やりたくなくてもやらなきゃいけない時って、あるじゃない?」


俺は何も言わず、写真の分別を再開した。

───男らと仲良さげに写っている写真と、それ以外に。