……あ。

「やばい。お弁当忘れた!」

いつもはそんなことしないのだが、今日はたまたまトートバッグに入れてきたから…

慣れないことするのはよくないな…反省。


「お弁当忘れたぁ!?」

晶ちゃんはただでさえ大きい目をもっと大きくして私を見つめる。


「そんなに驚かなくても…私取りに行くから先行ってて!」

言いながら私はダッシュをする。

「もう。人が迎えに来た時に限ってこうよね!」

晶ちゃんが何やら大声を出していたが遠すぎて私には聞こえなかった。