放課後、二人は保健室へ行った。
(保健室は二人の好きな場所である)

保健の先生は二人に優しく、俺の秘密を知ってる一人であった。


「それにしてもよぉー。次の依頼どうすんの?うけるの?」

慎がテーブルの上にあった卓上カレンダーをいじりながら投げるように言った。

「うん。一応な。」   貴史は断る事が昔から出来ない奴だった。

貴史はむかしから断ることができない奴だった。