それからしばらく笑い合って、自分達のクラスに行くことにした。

そして動こうとした時、周りの女の子達が校門の方を見て騒ぎ始めた。

「ねぇ、あれってあの人じゃない?」

「あっ、ほんとだ!やっぱめちゃくちゃかっこいいね!」

何だろうと思い校門の方を見た瞬間、私は固まってしまった。

目鼻立ちの整った顔、短くもなく長くもなく調度いい具合の長さの真っ黒な髪、そして少し可愛らしさのあるあどけない笑顔。
そこにはイケメンだけど爽やかという言葉がとても似合う男の子がいた。