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ピピッ ピピッ

『う~ん…。うるさいなぁ…。今何時?…8時30分。………えぇーー!もうこんな時間!?遅刻しちゃう!』

私は飛び起きて急いで学校に行く準備をした。

もう最悪だ!入学式の次の日に寝坊しちゃうとか!

携帯を見てみると美桜から着信が何件か入っていた。


だけどまずは学校に行くのが優先だと思い、すぐさま家を飛び出して全速力で走った。

ガラガラッ

『はぁ、はぁ。な、何とか間に合った。』

「あっ、紗和おはよう。というか入学式の次の日に遅刻しかけるなんて相変わらずのマイペースさね。」

『はぁ~。ほんとに間に合ってよかったよ。もう走りすぎて心臓が破裂するかと思ったんだから。』


美桜と話していると先生が教室に入ってきたので私は自分の席に向かった。