「はい、ストップ!」



忍は睨み合う二人の間に割って入ると、「まったく…」とため息をついた。



「右京もそんな事で拗ねないの!もうすぐパパなんだから少し大人になりなさい!」



「うっ…」



「潤君も右京をからかわないで!仮にも貴方の主人なんだし…」



「…申し訳ありません…」



忍に一喝されて二人はバツの悪そうな顔をする。



「私は潤君とお茶してるから、右京もその“やらなきゃいけない事”を終わらせて来て?」



右京は忍の後ろ姿を見送って苦笑する。



ベルセルクと悪魔に説教をする忍はある意味最強かもしれない。



「ホント最高だよ、うちの奥さんは…」



…さっさと核を見つけて潤から忍を奪いに行こう…。



そうして右京は捜索を再開した。