『全員会場についたようだな。


ではただいまから逃走中を開始する。


せいぜいがんばってくれ』


「もう・・・始まったんだよね?」


女の子が声を出す。


か細い声だった。


こんな女の子がよく決勝戦にまで


残ったと思うほどに・・・