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薔薇が10本になった翌年。

春───


“迎えに来たよ”



ペアリングはようやく重なった。

あたしを抱きしめた後。

思いっきり羅未を抱き上げたライトの姿に。

涙が止まらなかった――




羅未――

あなたのパパはとても素敵だから

寂しい思いばかりさせてごめんね?


あたしたちのワガママを


どうか許して――




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