グサ―…


一瞬

すべての動きが止まった。

俺、刺されたっぽい?




カランッ―

血のついたナイフが路地に落ちるのと同時に男が逃げ出した。



薄れていく意識の中で




ミコト────!!!




ライトが俺の名前を叫んでたんや――


名前なんて絶対

覚えてへんって思ってた

ちょっと感動したで

俺のおせっかいも

役に立つんやなぁて──