俺が生まれた街は とにかくおせっかいで 道を聞かれれば喋り倒す人間が溢れ それはそれは 騒がしく 気付くと自分も そうなっていて 開き直ったんや だからあの日―― “……ダレ?” 無表情に言ったお前を 俺は放っておけんかった お前はもう忘れたかもな 遠い昔の話やし――