「ママ。これって……」


後ろに、羅未が御守りのリングを持って立っていた。


「どうしたの?」


「置いてあったよ。ベッドの上に」




――――…!!




あたしの脳裏に、13年前が蘇った。

どうして忘れてたんだろう。





―バンっ



「どうして……」