―――――……


「みく。カレー作ってくんない?」


「カレー?」


みんなが帰り、静まり返った病室。


「辛くない、ハチミツのやつ」


「うん?いつでも」


「あと、肉じゃがも」


「はいはい」


「クス……みく、おいで」



すべてを包む、ライトの表情が。

ドキン―

今でもあたしの鼓動を鳴らすの。