ライトの愛情は

薔薇のようにトゲばかりで



どうして?


あたしを思いやる暇なんて――




「みく。未来の分も愛されてんだよ」




ルイが、優しくそう言った。


バスタブに浮かべられた薔薇を思い出した。



“未来の分だよ”



確かに

ライトはそう言ったんだ――