パパ? 奏と同じマンションって初耳だよ? あれから3年―― 大阪で再会したときは無愛想で。 まさかほんとに奏と仕事するなんて。 「……ガキ」 あたしの苺みるくを横目に、奏がコーヒーを買った。 「う、うるさいなっ」 年上だからって。 フンだ。 「つーか、このマンション何?」 呆れて見渡す奏に、あたしも同感した。