「美紅ーっ!!遅いよー」
すずと涼介くんがあたしらを見つけたらしく走ってきた。
「ごめん…迷っちゃって…」
「まあ美紅らしいからいいいっか」
「だな!!」
ありがとー、すず、涼介くんっ!!
「じゃあ行くか!ジェットコースター☆」
…え?あ、忘れてたーっ!!
最悪…。
んで、結局乗ることになった…
「俺らの番だ…♪」
あー、緊張する…。
でっ、なんで隣が五十嵐くんっ!?
Wデートみたいじゃんっ…
――ぴーぴー
ガタンッ!!
あ~始まったぁ…。
最初から落ちるし…。
「…五十嵐く…ん。」
あ、しまったーっ、なに呼んでるんだあたし。