「ちいちゃんには、いつも驚かされてばっかりだよ」

「うふふ」

いつも通り、私たちを驚かせたことに、ちいちゃんは満足そう。

「ミヤジにも、まだ言ってないよね?」

「うん!」

ミヤジとちいちゃんは中学からの仲だから、もうこれくらいじゃ驚かないかもね。

「あとでメールしときなよ!」

「はーい」

ちいちゃんは、大きなドレッサーの前に座り直して、イヤリングを直してる。