毒舌なんて吐かれたことがないであろう内田さんの表情は、引きつっていた。

まだ何か言いたそうなしゅうくんを、あたしは小さく制した。

気を取り直したのか、純平の腕に自噴の腕を絡めて、こちらに視線を合わせた。

「あ、今から純平くんの家に行って練習しようって話になったんですけど…」

先輩もどうです? 何て言ってきた。

あたしが純平と話をしていないこと、多分この子は知ってる。

だから、こんな言い方をしてるんだと思う。

さっきから何も発しようとはしない純平は、一瞬だけあたしを見て視線を逸らす。