「….ねぇ、それ何?」

「一応、剣なんですけど」

「いや、全然剣に見えないよ。あんた、不器用なんだね」

「こんなの作ったことないんだから仕方ないじゃん」

あの日から秀君とあたしは仲良くなった。

ただ、この中にあたし一人で参加するのは気が引けて、一緒にいるって感じなんだけど…

それに同じ小道具担当だし。