「僕はね、あんたの隣で笑ってる純が一番好きなんだよね。友達として」

「でも…」

「あんただって、忘れられないでしょ?どうせ」

離れてわかる純平の存在の大きさ。

最初からわかってたんだ。

あんな勢いで言ってみたって、自分の気持ちには嘘はつけないって事。

そんなこと… ある… けど…」

「じゃ、決まりね。僕とあんた、同盟だから。裏方の仕事もちゃんと参加してよね」

「何それ!」

「さっき言ったじゃん。裏方の人数が足りないって。僕の仕事が増えるの嫌なんだよね。ただでさえ部活もあるっていうのにさ」