「….日柚」

「え?…」

驚く日柚をよそに、俺の好きな髪に触れる。

ふわふわしてて、指から伝わる日柚の感触。

でも、我慢出来なかったんだ…

「…日柚がさ、ジュリエットなら、この癖っ毛の髪が、ジュリエットそのものになるんだろうな…」

「何…?どうしたの?純平らしくない…」

これが本音だよ。

日柚にずっと隠し続けてきた、恋心。