「すいませんっ! 通してください」

人と人の間をすり抜けて、どうにか体育館が見える位置まで来れた。

もう身体中が痛い…

けど、ここで引き返したら後悔するから…

それだけは嫌だもん。

だからまた歩を進めた。

入り口には、受付係の一年生がいたんだ。