「どういうことだ?」

母さんは
写真好きだった。

俺を撮らないのは
大きくなったからで
小さい頃たくさん撮ったのだろう
と思っていた。

だが、ない。

別に撮ってほしいわけじゃない。
でも、変だ。
俺の写真が一つもない。。。

諦めてアルバムを
しまおうとした時、

「ん?」

棚の奥に
何かつまっている。。。

とりだすと
それは
銀行でもらえる
お金を入れる紙袋。

「母さんか親父のへそくりか?」

中から取り出して見ると
何十枚の写真だった。