「雅樹…これ…」


里穂子は目を潤ませながら俺を見る。


「俺たち考えること同じだな」


里穂子の首元には、そうネックレス。


シルバーのハートをモチーフにしたもの。


「俺もそれ、一目見たときから
里穂子に似合うと思って」



「あ…だからさっき、イルカのネックレス買うの止めたの…?」


俺は首を縦に振った。


「そうだったんだ…」