『光星…ごめん。あたし何も』



『なんでお前が謝るんだよ!
陸、俺は安心した。
お前がちゃんと医療の道に
進んでいて』



光星怒ってないの?



―光星…あなたはやっぱり
優しすぎだよ―



また涙が溢れる。




『おい!お前こんな泣き虫
だったか?』


―泣き虫なったのは
光星のせいだよ―



『あ〜陸の幸せのために別れた
のに…お前、全然幸せそう
じゃなかったし』



そうだよ…あたしはあの日から
幸せって思ったこと、一度も
なかった。




あたしにとっての幸せは




光星なんだもん!!