『ごめん陸…』


『この傷じゃ、そうとう痛
かったよな…』


光星はあたしの体中のアザを
撫でながら謝り続けた。




『なんで?どうして?光星が
謝るの?』



………………。



『こんな思いさせるために
俺は陸から離れたんじゃ
ねーのに…こんなんなら
あの時、別れるなんて言わ
なきゃよかった…』




『光星?それどういう…
んっ…』

あたしの唇に温かい感触





―キス―


光星とキス



あたしたちはその日、再び



一つになった



今までの空白の時間が
埋まっていった