『マジキレた。これ、全部
アイツ?』


光星は
再び玄関の方へ向かった


あたしは急いで追いかけた。




『光星やめて!もういいの…
もうこれ以上翔太に関わり
たくない!さっき、光星が
終わらせてくれたじゃん!
だからね…もうやめて』


もう…終わりにしたいの。


あたしの3年間を…



泣きじゃくるあたしを、光星は
あの時みたいに



優しく抱きしめてくれた。







光星の身体も震えていた。





―泣いてるの?―