あたしはそのまま、腰が抜けた
ように床になだれ落ちた。


『陸!ちょっと来い!』

光星は、あたしを抱きかかえ
無理やりベッドの上に
押し倒した。



『ちょ、光星!何すんのよ!
やめてよ!』


光星は、強引にあたしの服を
脱がせ始めた。



『ねぇ!光星ってば!!』





あっという間に下着姿が
露わになった。






『やっぱり…陸、お前これ!』




―ヤバい!!―




『いやーー!見ないで…』


誰にも言わず、ずっと隠して
きた。



あたしの体中に残された



このアザ…



光星は初めから、これを確か
める為に服を脱がせたんだ…



光星にだけは、見られたく
なかった。