あーもう!完全遅刻だわ…(泣)


「うわぁうわぁ!!柊が来た!!」


「そりゃチャイム鳴ってんだから来るに決まってんだろ(怒)」


と半ギレの私にお構い無しにひとりはしゃぐ美海。


第一見つけたってどうせ話さないんだから待ってたって意味がない。


柊の方だって、私達がこんなことをしていることを知らない。


もう本当にいい迷惑だ。


「今日も見れた!!これで4日連続だ!」


「美海…。」


「ちょー嬉しい!!」


「美海。」


「まずは5日連続見ることを目標とする!!もちろん麻希も一緒にね!!」


もう我慢できない。


「ねぇ麻希ーー」


「うるさいっ!!」


私は、今まで我慢してきた怒りを爆発させた。


廊下にいた人全てが私の声に驚き、私を注目する。


視界の隅で一瞬だけ柊を見た。


柊も驚いて一緒に歩いていた友人数人と固まっていた。