突き刺さるような視線が痛い。
そして、声。
「へぇ。悠斗、白滝に好かれてんじゃん。ヒュー!!」
男子が柊をはやし立てる。
「ふぅん。白滝さんって柊のこと好きなんだ~」
「意外だよね~!まぁ隠れて見るってところは白滝さんっぽいけど!」
「確かに~!」
女子も女子でさっそく他のクラスの女子にバラしに行きそうな勢いだ。
私はこの人達の話さえ止めさせることが出来なかった。
こうして、私は一番大切なモノをなくした。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…